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リブズ博士の「住宅のトレンド」

第1回「家を建て始める前にナンですが・・・」

家を建て始める前にナンですが・・・

  戦後の高度成長による物資の大量生産・大量支給がは、住宅においても影響をもたらし、100年住むのが当たり前だった時代から、30年にも満たずに住宅を取り壊すような時代へ変化しました。しかし、今再び100年住宅の考え方がスタンダードになり、「200年住宅」が議論されるようになってきています。

住宅イメージ

  200年といえば、いくつもの家族が一つの住宅を住み継いでいくわけです。住宅が何十年・何百年と存在すれば当然、購入コストだけでなく長期にわたるランニング・ライフサイクルコストが重要視されてきます。これからは、ライフサイクルコストで住宅を考える時代に突入すると行ってもよさそうです。
  一生に一度か二度しか買えないマイホーム。できるだけ長く快適に暮らすには、日頃の手入れやメンテナンスが欠かせません。でも、それにはそれなりのコストも必要。新築時にお買い得なマイホームを手に入れても、その維持管理にコストがかかってしまったら、長い目で見ればその満足度が低くなってしまいますよね。
  ハウスメーカー業界は、躯体性能ではほとんどが最高等級レベルにあり目立った差がないようです。だからこそ、ライフサイクルコストやランニングコストの優位性で差別化を図るような取り組みが展開されています。
 「上物(建物)の評価は20数年でゼロになる」といわれている不動産市場、せっかく数千万円をかけて建築しても、現実には築後20年も経過するとほとんど評価されません。そんな中、ハウスメーカーでは、オーナーが住まなくなった自社の住宅を買い取る仕組みも整備され始めました。

住宅イメージ

  例えば、積水ハウスの場合、同社が建築・販売した戸建て・アパートを対象に、買取・リフォーム・再販・保証までを一貫して行う「オーナー住宅買取再生事業」をスタートさせました。「新築分譲価格の7~9割」から「土地販売予定価格・リフォーム費用・諸経費」を差し引いた独自の査定額で、売却希望のオーナーから買い取るとしています。
  こうしたシステムがあれば、いくらかの価値で評価してもらえることになり、土地以外の資産価値が保てるという安心感につながります。次世代(子ども)に残す資産価値を、少しでも高めることができるのも、家づくりのキーポイントになっていくかもしれません。