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フィナンシャルプランナーの「なるほど住宅ローン」

第9回「第9ローンの種類(2)固定金利期間選択型」

フィナンシャルプランナー

☆主な登場人物
【FPさとう】
住宅ローンが専門のファイナンシャル・プランナー
【佐々木さん】
これから住宅購入をしようと考えて、FPさとうの事務所に相談にきたお客様。
 職業 : 会社員 年齢 : 35歳
 家族構成 : 奥さま、長男(5歳)、長女(3歳)

佐々木さん:
5年固定とか10年固定っていうのをよく耳にするんですけど、あれってどういうことですか?
FPさとう:
固定金利期間選択型のことですね。
佐々木さん:
固定期間金利選択型?
FPさとう:
はい!文字通り、一定の期間固定金利の住宅ローンです。 5年固定であれば5年間、10年固定であれば10年間は金利が変動しません。
佐々木さん:
固定期間が終わったあとはどうなるんですか?
FPさとう:
固定期間が終了した時点で変動金利になりますが、さらに固定期間を再選択することも可能です。 固定金利期間が短いと金利が低くなります。
佐々木さん:
なるほど、じゃ固定期間の短いものほど有利というわけですね。
FPさとう:
もちろんそういう考え方もあります。 特にこの商品は『優遇金利キャンペーン』をやっている金融機関が多いですから、かなり安い金利で借りられます。 ただし、固定期間が短いということは、短期間で毎月の支払額が変わってしまう可能性があるということですから注意が必要ですよ。
佐々木さん:
そうなんだ・・・ローン選びってなかなか難しいですね。
FPさとう:

綺麗な花

そうですね。 メリットだけでデメリットがない商品なんてありませんからね。 特に金融商品は注意が必要なんですよ。リスクのない金融商品はありません。 「綺麗な花には棘がある」って言うでしょ! あれと同じです(笑) では、5年固定と10年固定を簡単に比較してみましょうか!

<例> 借入3000万円 返済期間35年 5年後金利変動なしの場合

固定金利期間 5年   固定期間金利 10年
1.8 % 当初の優遇金利 2.2 %
96,328 円 当初の毎月返済額 102,486 円
2.8 % 5年後の金利 2.2 %
110,038 円 5年後の毎月返済額 102,486 円
12,381,960 円 10年間の支払額 12,298,320 円
23,721,379 円 10年後のローン残高 23,632,755 円
佐々木さん:
なるほど!5年の方が最初安いけど、10年間の支払額や残高を見ると10年の方が良さそうですね。
FPさとう:
5年後の金利がどうなっているか、今の時点では全くわかりません。 だから、どっちが得か5年後になってみないとわからないです。
佐々木さん:
なるほど! ところで、固定金利期間選択型のローンはどんな人に向いているんですか?
FPさとう:
そうですね・・・固定金利期間終了後の返済額の変動に対応できるような人ですね。たとえば、固定期間の間に借り換えや繰上返済の資金が貯められる方やその頃にお子さんの教育費の負担が減る方ですね。 5年後に借り換えが出来るなら違った結果になりますし、教育費の負担が減るとローンの返済額が多少上がっても大丈夫ですからね。 「家族と未来とお金」3つのFを考えてから、ローン選びをすることが大切です。 損得勘定に左右されずに自分にあったローンを選ぶことができると思いますよ。

借り換え

佐々木さん:
やっぱり・・・損得勘定だけで住宅ローンを選んだらダメなんですね。
FPさとう:

そうですね。 どうやったら無理なく返済できるのかということが一番大事だと思いすよ。