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住まいの構造を知る

住まいの構造について

  住まいを持つことを考えたとき 「 一戸建てにするか、マンションにするか 」 「 一戸建てなら、注文住宅じゃないといや 」 とか 「 建て売りでも十分じゃないかなぁ 」 というふうに、悩まないまでも考えますね。これらは、住まいの形態や供給方法による区分です。
  ここでは、住まいを構造・工法から分類してみましょう。

一戸建て住宅

  昔から、家は身近にある材料で作られてきました。極端な例をあげればアラスカ。イヌイット達は、氷から家を造り上げています。日本は、豊富な木材が身近にあります。木造建築が普及したのも納得です。
  木造には、在来軸組構造・伝統工法・ツーバイフォー工法があります。

木造

従来軸組構造

従来軸組構造
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  在来工法ともよばれ、土台・柱・梁と組み上げて建物の骨組みをつくる日本の伝統的な建築工法です。
  軸で支える構造であるため、壁の配置に制約が少なく、大きな開口部をつくることができます。風通しや採光に優れた間取りをつくることができます。横から加わる力に耐えられるよう、斜め材を入れた壁をバランスよく配置して、地質や風圧に耐えるように考えられています。比較的、増改築がしやすい工法です。使用する木材によって、予算も柔軟に調整できます。

従来軸組構造
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 土台と柱、柱と梁など、2つ以上の部材を角度をつけて接合したものを仕口と呼びますが、複雑な仕口の加工には、職人の熟練技術が必要とされます。最近では、プレカットといい、コンピュータ制御により機械で加工する専門工場に依頼することも多くなっています。

伝統工法

伝統工法
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  日本に昔からある工法です。神社仏閣や古民家とよばれる家などが、この工法の一部です。
  建物の仕組みとしては、柱と梁、水平部材(足固め・差鴨居・抜など)を用いて、建物全体で抵抗するという考え方です。部材と部材を組み合わせて築き上げる様子は、まさしく匠の技。昨今では、伝統工法に精通した職人が少なくなってきているようです。

ツーバイーフォー工法

ツーバイフォー工法
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  公称2×4インチ、2×6インチ等の断面寸法をもつ木材を主に使用して「枠」をつくり、その枠に構造用合板を釘打ちして「パネル」化します。このパネルを用いて、大きな箱をつくるように躯体を組み立てます。枠組壁工法とも呼ばれます。
  建物全体にバランスよく配置することで、パネルが耐力壁となり、地震や風圧・荷重に耐える仕組みとなっています。増改築については、在来工法と比べると対応が難しいので、増改築の可能性がある場合は、あらかじめ設計の段階で相談し、考慮した設計を行うほうがよいでしょう。

鉄筋コンクリート

  鉄筋コンクリート造とは、鉄筋とセメント、砂、砂利からできているコンクリートが一体となって建物を支える構造です。
  鉄筋は引っ張る力に強く、コンクリートは圧縮力に強いという性質を持っているので、それらの特性をうまく組合せて建物にかかる力に耐えるように考えられた構造です。 鉄筋コンクリート造には、ラーメン構造・壁式構造・鉄骨造・重要鉄骨造・軽量鉄骨造などがあります。

ラーメン構造、壁式構造
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ラーメン構造

  ラーメン構造とは、柱や梁で建築物を支える構造で、材と材が接合する部分を変形にしくいように緊結した構造のことです。地震力・風圧力など水平外力を、柱と梁のみで受け止める構造で、間口方向、桁行方向ともに筋交いや耐力壁を必要としません。開口部や間仕切りの位置や大きさが、自由に設定できるというメリットがありますが、柱や梁が大きく、室内に露出しインテリアに影響を及ぼすこともあります。中高層のビルやマンションの建築によく採用されています。(ラーメンとは、ドイツ語で枠のこと)

壁式構造

  壁式構造とは、梁や柱ではなく、耐力壁である壁そのもので地震や風圧、床や屋根の荷重を支えるように考えられた構造です。鉄筋コンクリート造でもっとも多く使われる工法です。
  柱がないので間取りを自由に考えられますが、壁の料で建物を支えているので、あまり大きな空間にはできません。

鉄骨造

  建物の骨組に鉄骨(steel)を組んで作った構造のことです。柱や梁は、ボルトや溶接で接合します。使用される鉄骨の種類により、重量鉄骨造と軽量鉄骨造の2種類に分かれます。軽量鉄骨を使った一戸建てのプレハブ工法もあります。

重要鉄骨造

重要鉄骨造
重要鉄骨造

  鉄骨造の一種で、製鉄メーカーで品質管理されたJIS規格の鋼材を使用し、強度や性能も均一で安定しています。専門の構造設計を必要とします。
  建築用鋼材は、設計図にあわせて長さや仕口を工場で加工し、基礎ができあがった現場に搬入し、組み立てます。鉄筋コンクリート造と比較すると、工場製作の割合が高いので工期が短縮できます。また、木造よりも柱と柱の間隔を大きく取ることができるので、開放的な空間をつくることも可能です。建てる際に、クレーンなどの大型機械を使用するため、建設地前面の道路状況や敷地状態によっては不向きな場合もあります。

軽量鉄骨造

  鉄骨造の一種で、柱や梁などの構造部分に厚さ6㎜以下の鋼材を加工して使用します。木造と重量鉄骨の中間的な構造で、小規模の建物や、ハウスメーカーの鉄骨系プレハブ住宅に多く見られます。

その他

プレハブ構造

  鉄骨造の一種で、柱や梁などの構造部分に厚さ6㎜以下の鋼材を加工して使用します。木造と重量鉄骨の中間的な構造で、小規模の建物や、ハウスメーカーの鉄骨系プレハブ住宅に多く見られます。